Ironman Western Australia 2004に参加して来たじょ
レース当日AM3:00起床
着替えておにぎりを詰め込んだり
怪しい薬を流し込んだりして4:30に会場へ

バイクにボトルをセットしたり、スペシャルニーズバック
(レース中エイドステーションとは別に自分の好きなものを
受け取る事が出来る)を預けたりする
ランバックに眼鏡を入れようと思ったのだが、
バッグが多過ぎて探せないので却下された
ウエットスーツを着込んでスイムコースへ移動
スイムコースではもうウォーミングアップしている選手が沢山いた
波はぱっと見高くもなく低くもない感じ、私も少々水に浸かりアップする
水温は5月のジャパンよりは温かいかな
選手招集の放送がかかり、お偉いさんの挨拶や、
マオリ族の踊りなどが行われた
スタート前、日本の選手たちと歓談してたら
ダニエルとばったり再会、がんばろうと声を掛け合う
スタート5分前、泳力順に色分けされた帽子と同じ色の旗の前に並ぶ

AM6:00、スイムスタート
1.9kmを2周回する3.8kmのコース、足切りタイムはAM8:15
持ち時間2時間15分
遅い組黄色帽子、後方から走って水に飛び込む、
透明度は波のせいであんまりよくない
参加選手は800名ちょっとだったので、あまりバトルもなく順調に泳げた
心配していた波はやはり少々高めで、
かなりヘッドアップしないとブイが見えない
桟橋に沿って泳げばまっすぐたどり着くはずなんだけど、
何故かちょっと蛇行気味
潮に押されてなかなか進まず、時計を眺めて少々焦る
最初のブイをターンしてシャーク撃退装置の前を
おっかなびっくり通過、横波を受けながら浜辺と平行に泳ぐ
「太陽に向かって泳げ」とレスキューに言われたが、
その通りにしたらブイが無かった(オイ)
ちょっと距離を損しながら第2ブイをターン
沖から岸に向かって潮に流されながら泳ぐ
途中で先頭にラップされた、ひ~速過ぎ、あんた達はサメですか?
第3ブイをターンして1週目おしまい
1時間かからなかったのでほっとする

2週目、波が高くなっていてさらに進みが悪くなる、
沈んで持ち上げられて又たたき落とされて
レールの無いジェットコースターみたい、サーフィンしたら楽しいだろうなあ
などと考えながら泳いでいたら、ちょっとミスコース
それ以後レスキューのお姉さんがサーフボードに乗って
私にぴったり寄り添いコースを誘導してくれたおかげで
最短距離でゴールまで行けた、感謝
1時間54分でスイムアップ。
どうもスイム最終泳者はダニエルだったらしい
やはりアジア人スイムは苦手なんだな

変身用バックを手に取りテントでバイク装束に変身
ゼッケンベルト、フューエルベルト(携帯食料付き)装着
レーサースパッツはウエットの中に最初から履いてあるので着替えなし
グローブとアームウォーマー(godoさんから拝借)をポケットに挿入済み
ヘルメットを被り、裸足でシューズを履いて変身おしまい
ボランティアスタッフが脱いだものをバッグに
しまってくれて助かった、ありがたい

ラックからバイクをはずす、トランジションエリアに
残ってるバイクはほとんどない
見つけやすいけど寂し~い(笑)

ペダルにクリートをはめて、サイクルコンピュータースイッチオン
AM10:00ジャスト、バイクスタート、さあ出撃だ
60kmを3周回する180kmのコース、足切りタイムはPM4:30
私の持ち時間は8時間30分

シンガポールで買った真っ赤なカーボドリンクを飲みながら
車上でアームウォーマーをはめる
沿道の応援を受けながらグローブも装着、
お客さんは何ゆっくり走ってるんだろうかと思っていたでしょう
最初飛ばすと後でがくっとくるので、とにかくゆっくり進めてみた
路面からの振動が激しく、追い風のはずなのにそんなにスピードは出ない

もうちょっとペースアップしないといけないかなと思っていたら
14km地点でアクシデント
サドルを固定するネジが緩んでたらしく、
シートピラーからサドルが後方にずれて下に下がってしまった
サドルが前上がりのまま止まってしまったので前乗りすると股間が痛い
六画レンチを持ってなかったので、仕方なくメカニックの処まで我慢する
ママチャリの荷台に座って変な格好で運転しているような感じ、
膝が壊れないか心配で踏み込めない
カタカナの「ユ」の字状になっているコースの右端折り返し近くに
SHIMANOのメカニック発見
直してもらってコースに復帰、なんかどっと疲れた

参加選手中一番変わってたのはアレックスモールトンのS原さん
小径車でも脚力があれば充分闘えるのである
あの激坂コースのランサローテもモールトンで完走したそうだ

カーボショッツ搭載のフューエルベルトが重さでお腹に食い込んでいたのか
路面からの振動が堪えたのか、レース開始2時間後から胃痛が起きて
またしても飲めず食べれず、苦痛との長い戦いが始まった

色々薬を飲んだけどなかなか効かず、何度も自転車から降りて休む
アベレージは下がる一方、AV23km/hなら制限時間クリア
なんだけど、ちょっと難しくなって来た
100km走りきるのに5時間もかかった
MTBでも4時間で走れたのに・・・
スイムでの体力消耗が激し過ぎたのかな
相変わらずのへなちょこさを呪う
かろうじて燃料は補給出来るのだが、水を飲むと吐いてしまう
外国のレースエイドで出るドリンクが
いつも体に合わないのは何故なの~?
試しにバナナを食べてみた、余計気持ち悪くなって泣いた
コース整理をしていたスタッフに「まだ残っていたのか」
という顔をされながら、3周回目に突入
アベレージ20km/h、どう計算しても30分足りない
しばらくすると後ろに最終走者を見張る回収車が着いて来た、
そして道路標識を回収するトラックが2台
3台の車を引き連れての大名行列
ジャパンに引き続きまたしてもやってしまいました
通過するエイドステーションに最後まで残って
飲み物を用意してくれていた
ボランティアの人達声援ありがとうお疲れさま
すれ違う選手にも励まされる
残り時間あと30分のところでマーシャルがバイクで近寄って来た
「ハイウェイは4時に交通規制解除するからここでタイムアップね」
「君には2つの選択肢がある、1つはゼッケンを外して自力で帰る、
もう1つはゼッケンを外して回収車で救護室に行く、どっちがいい?」
何言ってるか理解するのにちょっと戸惑ったけど、
回収してもらう方を選んで車に乗せてもらった
最後まで走りたかったけど153kmで終了、
残念ながら今回も完走出来ませんでした。

トライアスロン初めて1年半、アイアンマン完走までには
まだまだ時間が足りないようです。
最後にいつもツアーの手配をしていただいてる
「グッドウィルツアー」の武藤さん
現地コーディネーターのパブロさん、ありがとうございました。

そしてメカニシャン&撮影隊&応援の旦那様
10時間お疲れ様、ありがとう。
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